2010年 05月 09日
自衛隊戦闘糧食Ⅰ型 とある方のご好意で 貴重な自衛隊戦闘糧食Ⅰ型缶詰を数種と Ⅱ型の パック糧食一個を頂く事が出来た Ⅰ型の缶詰食は以前にも機会があって 食べた経験はあったのだが 今回頂いたものは前回と違うメニューも入っている Ⅱ型・鶏肉もつ野菜煮・赤飯などは初めて食べるので 楽しみ♪ ここ最近 戦闘糧食はミリメシやカンメシなどの名称でプチブームとなり UFOキャッチャーの景品などにまで採用されているが ブームの前から 興味を持って調べたり喫食したりしている人間にとっては やっぱり戦闘糧食や レーションという呼び方のがしっくり来る ミリメシって聞くとどうにも慣れない(笑 なのでココではかたくなに 国外のモノはレーション 日本のモノは戦闘糧食の 呼び名でいき そして食べる際には“喫食”という言い方をしたい さて 今回“喫食”したのはというと 白飯・鶏肉野菜煮・まぐろ味付の三種 頂いた中から組み合わせ 戦闘糧食Ⅰ型メニュー2と同じ構成にしてみた まずは前回同様 ご飯入り缶の湯煎から開始 この缶入り白飯は沸騰した湯で 約30分も湯煎し続けないといけない 中途半端な加熱だと 米がロウのように硬く とても食べられないのだ 訓練や戦闘時にこの湯煎30分ってのは 不便に 思えるのだが・・・それでⅡ型ではパックご飯になったのカナ だが いまだに この缶タイプⅠ型も採用され続けている その理由はやはり保存性と容器の強度 にあるみたい パックは軽量で食べやすく ゴミがかさばらない利点があるが 缶は保存年数が多く そして容器が衝撃に強い どっちにも利点はあるワケね でもって ご飯を湯煎中におかず缶をオープン 缶は缶きりで開けるタイプ キコキコと開けると まぐろ味付缶の中身がこんな感じでお目見え 本で見たことはあったけど 実物を見るのは初めて 甘辛く味付けされた まぐろももちろん美味しそうだけど 旨味を吸ったマッシュルームがうまげ 鶏肉野菜煮はこんな感じ こちらは前回一度食べているので味が分かるが 相変わらず完成度が高い MREレーションも美味しいメニューはあるものの 中には「ぐはっ!」となるトンデモメニューもあって ロシアンルーレット状態で 食べる事になったが(笑 自衛隊戦闘糧食はハズレメニューは今の所一個もナシ どれも市販品と変わらぬ品質と美味しさの 安心構造 湯煎の終わった白飯・鶏肉野菜煮・まぐろ味付をトレイにあけると こんな感じ (今回たくあんは入ってなかったので 自分の家に常備していたモノを利用) これを実際に食べるのは訓練中や実戦中などの 肉体を酷使する場面である だから一食分の量は多く 含まれる塩分も多い なので普通に生活している 人間がこれを一食分として食べると とても食べきれないし 味も濃く感じる ・・・だが 味は濃いけどとても美味しい まぐろ味付はご飯にピッタリ そしてあまじょっぱい味に浸ったマッシュルームの薄切りが これまたウマイ でもやっぱり缶入り白飯は 前回の感想通りにちょっとイマイチ(笑 うっすら黄色く色がついてしまっていて ご飯の粒も潰れている そしてなにより匂いがちょっとキツイ 炊きたてご飯の匂いとは明らかに違った 古いご飯~~古いご飯~~・・・といった匂いがムォーンと漂っているのだ でも優秀おかずがその匂いをカバーしてくれるし 何よりこればっかりは 長期保存するにあたって仕方が無い事なので 白飯に罪はナシ して 鶏肉野菜煮の野菜達が 相変わらず素晴らしい食感 MREは野菜が原型を留めていないけど こちらは人参もごぼうも椎茸も ちゃんと食感が残っているのだ 中でもやっぱり里芋はスゴイ サクッとした歯ざわりの後に ムッチリした食感が来て 作りたての煮物と 変わりない美味しさ 鶏肉は少し繊維が硬くなっているものの全体の味は◎ 全て美味しく食べて大満足 だけどやっぱり食べ切る事は出来ないので (白飯だけでも一缶約300g)残りはお弁当2個分に振り分けて入れてみた 明日の私のお昼と夫のお昼は どっちも戦闘糧食弁当だ。。。 というわけで やっぱり日本の自衛隊戦闘糧食は 高品質で美味と実感 残っているⅡ型パック・赤飯・鶏肉もつ野菜煮も 味見が楽しみ
by rim27
| 2010-05-09 13:20
| 戦闘糧食・レーション博物館
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