ラパンというとフレンチの定番だが 私は一度も食べた事が無かった
愛玩動物という事もあって コースメニューに組み込まれる事は少なく
アラカルトも置いている大きな店で食べる機会も無いので なかなか
食べる機会に恵まれる事が無かった・・・が 通販サイトで偶然発見
食べた事が無いものにことさら興味が湧く性分なので 即購入
買ってはみたものの 下処理がいるほど強い食材なのか 下処理が
いらぬほど淡白でクセの無い食材なのか どちらか分からない
美味しい関係というコミックでは 確か煮込みにしていた気もするが
コミックの中でウザキの煮込みを「こんな生命力の強い皿は
一日に三皿も出まい」などと言っていた クセが強かったらどうしよう
とりあえずクセがあっても包み込める調理法として やはりここは
ワイン煮が良いだろうと判断し 調理開始 今回の調理法は
“特選男の台所”の豚スペアリブの赤ワイン煮 というレシピを参考に
させて頂き 更に自分流のアレンジを加えたモノ オイルをひいた
フライパンで まずは軽く下味をつけた肉を焼く 見た目は鶏肉のようで
脂肪も臭みもあまりない この時点で味見してみると うさぎの肉は
淡白で柔らかく クセの無い美味しい食材と判明
肉を焼いている間に 別鍋で煮汁の用意 煮汁には赤ワイン・醤油・塩胡椒・
あればベイリーフ一枚・固形フォンドボー一個・種抜きプルーン六個~八個を
入れて調味 焼き目をつけた肉を入れホイルを乗せたら あとは肉が染まる
までじっくりと煮ていく 煮る時間は使う肉の量によって加減する事 あまり
煮過ぎると崩れてしまうので あくまで形を保たせたまま 味をつけていく
煮上がったら 肉を取り出して鍋の煮汁を煮詰める トロミがつきにくい場合は
コーンスターチや小麦粉などを加え粘度を出す 煮詰まったらお皿に盛った
肉にソースとして掛けて 野菜を飾れば出来上がり
プルーンと赤ワインの相性がとても良く 甘くコクのあるソースが淡白な肉に
更に良く合い 極上の味に仕上がった♪うさぎの肉はやはり見た目同様に
味も鶏肉に似ている あっさり軽い味 その肉にソースがバッチリ合った
この調理法で 是非とも他の肉も食べてみたい 同じくクセの無い鶏類も
美味しいだろうし ラムや鴨などの匂いのある肉にも良さそう それから
鹿の肉でもきっと美味しい 今度はジビエが出回る時期に作ろうカナ