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めし帳

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2015年 02月 20日

中華風鶏そば。

最近赤子は持っている小さなマスコット人形や食べ物のミニチュアを使い クイズ
を出すのにハマッている。ポケットに鳥・コッシー・ケーキのミニチュアなどを
入れていて 台所仕事をしている私に

「おたんじょうびに フーってする甘いの なーに」だとか「サボさんとおとも
だちなの なーに」だとかヒントを言って出題してくる。正解するとそのモノを
くれるのだが 手が泡だらけの時にくれるので少々困る(笑

んで 昨日はRちゃんが家に来たのでお茶。上履きと上履き入れをまだ買ってない
ので どこで買った?と聞いてみたら ホームセンターでも西松屋でも売っている
と教えて貰えた。なにしろ初めての子で 子供のいない時は子供の上履きがどこで
売られているかなんて考えた事も無いから(笑 色々とまだ戸惑う事が多い。
中華風鶏そば。_c0095925_14431471.jpg

お茶の時間には Rちゃんが持って来てくれたお菓子とともに 家にあったこんな
ものも出してみた。これは私が自分用に買ったバレンタインチョコ。中はココア味
のラングドシャに ホワイト・ビター二種類のチョコが挟まった菓子が入っている。
紅茶に良く合って美味しかった。
中華風鶏そば。_c0095925_14444242.jpg
 
ちなみに 自分チョコを注文するついでに 赤子にもまたチョコをせがまれた。もう
すでにほっぺちゃんのバレンタインチョコあげたのに。。。こちらは 一日一個の
約束で食べさせる事に。同封されているマップを使って チョコを走らせて遊ぶ事
も出来るので 赤子は大喜び。
中華風鶏そば。_c0095925_14462384.jpg

赤子と二人の昼ごはんは 夫のお弁当の残りを詰めたお弁当。昨日は椎茸としめじの
炊き込みご飯をおにぎりにしたものを食べてみた。シンプルな具だけど これはこれ
で美味しい。オカズは茹でたブロッコリーともやしとスパムの炒め それと昆布煮と
焼きタラコ少々。コレステロールは食事での過剰摂取を気にしないでいいらしい。と
ネットニュースで読んだ。魚卵や鶏卵を 週数回であれば気にせず食べていいって事
よな。嬉しい。きのこもタラコも好きな赤子は 簡単なお弁当でもよく食べてくれた。

夕餉は麺。その日は買った鶏モモをどうやって食べようか迷っていた。粉をはたいて
フライか唐揚げ チキンソテーあたりはありきたりだし。と思い 迷った末ハイナン
ジーファンを久々に作ろうと思い立つ。アレなら鶏でスープを取って そのスープで
ご飯を炊くだけなので 簡単で美味しい。

と思ったが 途中で頭にピコーン!と電球が灯り 急遽ご飯→麺に変更する事に。
きっとラーメンを使って 中華風の鶏そばにしても美味しいんじゃないだろうか。
そう思い赤子を連れてコンビニに出かけてラーメンを買ってきて この日の夕餉は
鶏そばを作ってみる事に。鶏モモをボーンと煮てスープを取る。生姜一欠け・ミネラル
入り塩で少しだけ味を付けておく。そのスープごと鶏を寝かせるトコまではハイナン
ジーファンと同じ。りむ流鶏そばは ここから麺を茹で 醤油ラーメンのスープを
鶏スープで割る。具は茹でほうれん草・茹でもやしなども用意。茹でてスープに漬け
たままにしてある肉も取り出して スライスして具の一つにする。
中華風鶏そば。_c0095925_1457443.jpg

レモンを添えたら出来上がり。一口スープを飲んで 思わず「フォ~!!」と叫んで
しまった(笑 うまい。非常にうまい。途中添えたレモンをスープに絞ると また味
が変化してうまい。丼一杯の麺に対して薄い輪切り一枚くらいだと 酸味は強くなく
レモンの香りだけがスープに付いて丁度良い。コツはハイナンジーファン同様に 鶏
の肉は仕上げの直前までスープの中に漬けておく事。こうするとパサつかずプリプリ
食感のままに肉を保てる。

で 昨夜は赤子が寝た後久しぶりに お茶と小包装チョコレート数個を傍らに 夫と
テレビ鑑賞などした。赤子が出来てからというもの 夜は赤子が寝た後は私は皿洗い
と明日の弁当の用意で台所に居っぱなし 夫はその間お風呂と 夫婦で揃ってテレビ
を見る事が少なくなっていた。昨夜は翌日夫のお弁当が要らず 洗う食器も少な
かったので時間が出来た。二人揃って見たのはアメトークの『ストⅡ芸人』。私も
夫もモロこれをプレイして育った年代で 死ぬ程懐かしい。雛壇に四人くらいしか
集まらないかもしれないが 個人的には そのうち『クーロンズゲート芸人』も
やって欲しいなぁ。。。(笑 

そのうち夫が寝たので 私も寝床に入る。が すぐには眠くならないので本を読む
のが常。レンタルした最強伝説黒沢を全て読んでしまったので 昨日の夜は自分の
本棚から一冊選んでみた。この本は何年か前夫婦で旅行した時 宿での暇潰しに
書店で買って行ったものだと思う。題名は

『生きながら火に焼かれて』 
中華風鶏そば。_c0095925_1595469.jpg

著者の名はスアド。仮面で顔を隠し スアドという名の“偽名”を使って暮らす彼女は
少女時代に全身を生きたまま火で焼かれた。彼女の生まれた村は 名誉殺人という名
の虐殺が現在もまかり通っている シスヨルダン。全ての中東圏がそうではない。
そうではないが 少なくともスアドの生まれた村では 女として生まれた瞬間から奴隷
として生きる事を強いられる人生が待っている。自由な恋愛や結婚などもってのほか。
村の道を一人で歩いているだけでも売春婦と叫ばれ 親に殴られ蹴られる。

彼女の家畜より酷い扱いを父親にされ育った少女時代の話や 火あぶりになった原因
などは是非著書を読んで知って欲しいが 名誉の殺人で殺されかけた彼女は 人権
団体の女性に救われ 辛うじて死を逃れた。

読んだ人の中には イスラム教圏のしている事をスアドを使ってキリスト教圏が
悪者にし 自分達の正当性を謡うかのようにも取れる という穿った感想を持つ
人もいる。なるほど。でも一人の殺される程の罪も犯していない女性が 理不尽
な理由で家族から殺されかけた事は事実なのだ。

スアドをスイスの病院で治療させる為 ジャクリーヌという女性は親のサインを
求めスアドの家族に交渉を持つ。そのシーンは この本の中で一番緊張が走る
場面でもあり また一番悲しい場面にも思える。

ジャクリーヌは「あなたの娘さんを治療する為に 出国出来るよう親のサインを
下さい」などとは決して言わない。娘が死ぬ事で一家の名誉が保たれるのだから
そんな事を言おうものなら家族は大反対し 計画が全て無駄になる。ジャクリーヌ
はスアドの両親に

「娘さんがこの国で死ぬのは あなた方親御さんにも都合が悪いでしょう。私達は
娘さんを国外に連れ出し あなた方の知らない所で死なせる事が出来ます。どうで
しょう?連れ出す為に必要な書類にサインをしてくれませんか?」

と持ちかけるのだ。完璧に殺せるのならばと同意する両親の姿も 同じ頃村の病院
で満足な治療もしてもらえず苦痛に喘ぐスアドの姿も 全てが悲しく胸を打つ。

奇しくも私も 初めてこの本を読んでから数年後の現在 スアドや私と同じ性で
ある娘を産んだ。子供の可愛さを知った今読み返すと 凄まじい描写が一層辛く
なった。スアドと自分の娘が重なる。恐らくこの名誉殺人が根絶されるには 途方
もない時間が掛かるはず。だけどいつか無くなるように 全ての女性が名誉殺人
から解放されるように 願わずにはいられない。

by rim27 | 2015-02-20 12:30 | 中華・韓国・エスニック


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